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小間切れ肉のあなたは

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二足歩行ができない。
と云う訳で、あなたは身長173センチぐらいの人に腰巾着としてお供することになった。

「もしもし、身長173センチぐらいの人。お腰につけた小間切れ肉、ひと切れ私にくださいな。」
「お前は誰だ?」
「私は体重68キロぐらいの人。」
「お前があの有名な体重68キロぐらいの人か!」
「私の名声など、身長173センチぐらいの人である貴方の足元にも及びません。何しろ貴方は凄い技をお持ちですから。」
「謙遜しているな。体重68キロぐらいの人には凄まじいテクニックがあるではないか。」
「私のテクニックは凄まじいですが、身長173センチぐらいの人の技は、やはり凄いです。」
「確かに、私の技は凄い。だが体重68キロぐらいの人のテクニックも相当凄まじいと聞く。」
「身長173センチぐらいの人の凄い技と、体重68キロぐらいの人である私の凄まじいテクニックが合わされば、もの凄く凄まじいことでしょう。」
「なるほど。小間切れ肉をひと切れやろう。体重68キロぐらいの人、ついて来い。」

あなたは体重68キロぐらいの人にひと切れ食べられてしまった。
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